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「カバーダンスの動画、どんなカメラで撮ってるの?」とよく聞かれます。この記事では、だんらぼ撮影チームが普段の撮影で使っている機材を、カメラ・レンズ・ジンバルに分けて紹介します。自分たちで撮影するチームが機材を選ぶときの参考にもどうぞ。特筆していない限り、だんらぼ撮影チームの代表のだんらぼの普段使用している機材の紹介です。
だんらぼの撮影機材一覧
| 種類 | 機材 | 主な役割 |
|---|---|---|
| カメラ | ソニー FX3 | メインカメラ。ジンバル撮影・寄りのカット |
| カメラ | ソニー α7 V | サブカメラ。引きの固定カット・写真撮影 |
| カメラ | DJI Osmo Pocket 3 | カメラマンの動きを撮るメイキング用 |
| レンズ | FE 24-70mm F2.8 GM II | いちばん出番が多い標準ズーム |
| レンズ | FE PZ 16-35mm F4 G | 狭いスタジオで全員を入れる広角 |
| レンズ | FE 20mm F1.8 G | ジンバルに載せる軽量な広角単焦点 |
| ジンバル | DJI RS 4 | 重めの組み合わせ用 |
| ジンバル | DJI RS 3 | 2台目のジンバル |
| ジンバル | DJI RS 3 Mini | 軽い組み合わせ・機動力重視 |
| 照明 | NEEWER MS150B+ランタンソフトボックス | 顔や衣装を明るく、やわらかく照らす |
| 照明 | NEEWER ライトスタンド | ライトの高さを調整 |
| 記録 | ProGrade Digital SDカード(V90・V60) | 4K 120pなどの記録 |
| 音響 | JBL GO3 | 撮影中に曲を流す |
| 確認用 | iPad Air(M3) | 撮った映像を大きな画面でみんなで確認 |
カメラ
ソニー FX3(ILME-FX3)|動画のためのメインカメラ
ソニーの映像制作向け「Cinema Line」のフルサイズカメラです。写真用カメラと同じくらい小さいのに、冷却ファンを内蔵していて、長時間回し続けても熱で止まりにくいのが特長です。何テイクも撮り直すカバーダンス撮影では、この安心感が大きいです。
- 35mmフルサイズ裏面照射型センサー(動画 約1020万画素)
- 4K 120pで撮れるので、サビのスローモーションもきれい
- 冷却ファン内蔵で長時間の連続記録に対応
- 質量 約715g(バッテリー・メディア含む)。ジンバルにも載せやすい
- XLR端子付きのハンドルで、外部マイクもつなげる
だんらぼでの使い方・使ってみた感想:作品制作はもちろん、イベントでの長回しも安心な定番の機種。とても使いやすい。
ソニー α7 V(ILCE-7M5)|写真も動画もこなすサブカメラ
ソニーのフルサイズミラーレス「α7」シリーズの5代目です。高画素で写真にも強いので、動画の撮影と同じ日にチームの宣材写真やサムネイル用の写真も撮れます。イベント撮影で使用することも多いです。
- 35mmフルサイズセンサー(静止画 約3300万画素)
- 4K 最大120pの撮影に対応
- 電子シャッターで最高約30コマ/秒の連写。ジャンプの瞬間も逃しにくい
- ボディ内手ブレ補正は中央7.5段(CIPA)
- 質量 約695g(バッテリー・メディア含む)
だんらぼでの使い方・使ってみた感想:全機種のa7ivと入れ替えた新機種のa7V。主にサムネ撮影やイベント撮影などで使用しています。
DJI Osmo Pocket 3|撮影の裏側(メイキング)を撮る
カメラとジンバルが一体になった、手のひらサイズのカメラです。だんらぼでは作品そのものではなく、ワンテイクのムービング撮影のときに、カメラマンがどう動いているかを後ろや横から撮るのに使っています。ダンサーとカメラマンの動きが一緒に見えるメイキング映像は、SNSでの発信にも使えます。小さく軽いので、撮影の邪魔になりにくいのも助かります。
- 1インチCMOSセンサーで、小さくても画質がいい
- 3軸ジンバル内蔵で、歩きながら撮っても揺れにくい
- 2インチの回転式画面で、縦撮り・横撮りをすぐ切り替えられる。SNS用の縦動画にも
- 4K 120fpsのスローモーション撮影にも対応
- 質量 約179g。片手で長時間持っていられる
だんらぼでの使い方・使ってみた感想:メイキングや裏側の撮影にピッタリ。ダンス撮影以外の旅行などでも使います。
レンズ
FE 24-70mm F2.8 GM II(SEL2470GM2)
ソニーの最上位「G Master」の標準ズームです。とにかく画質や発色の良さを感じます。イベントの動画などはこれをメインで使用します。カバーダンス作品撮影では、相当広いスタジオでないと、24mmの画角に収まらないことも多いため写真メインでの使用です。
- ズーム全域で開放F2.8
- XDリニアモーター4基で、動き回るダンサーにもピントが速く合う
- 質量 約695g。前のモデルより約191g軽く、ジンバル撮影でも疲れにくい
- フィルター径 82mm
だんらぼでの使い方・使ってみた感想:あると安心の定番のレンズ。最高のレンズと言ってもいいのですが、カバーダンス作品撮影のみの利用には少し価格が高く感じるはず。2本目にしておくのが無難。
FE PZ 16-35mm F4 G(SELP1635G)|狭いスタジオの強い味方
電動ズーム(PZ)付きの広角ズームです。大人数のチームを、壁際まで下がれない小さめのスタジオでも全員フレームに収められます。電動ズームなので、撮影中にゆっくり寄っていくような動きもなめらかです。作品の多くをこれで撮影しています。
- 16mmの広い画角で、隊形移動の全体が見せやすい
- 質量 約353gと軽く、ジンバルのバランスも取りやすい
- 最短撮影距離 0.24〜0.28m
- フィルター径 72mm
だんらぼでの使い方・使ってみた感想:とても使いやすい。どんなスタジオでも基本的にこれで対応できます。広角での撮影も、綺麗に見せたい寄りカットもこの1本でいけます。超おすすめです。
FE 20mm F1.8 G(SEL20F18G)|ジンバルで寄る広角単焦点
明るいF1.8の広角単焦点レンズです。ジンバルに載せてダンサーの近くまで入り込むと、広角ならではの迫力が出ます。背景もほどよくぼけるので、ソロパートの見せ場にも向いています。
- 開放F1.8で暗めの場所にも強い
- 質量 約373g。FX3と組み合わせても約1.1kgで、小型ジンバルに載る
- 最短撮影距離 0.19m(AF時)
- フィルター径 67mm
だんらぼでの使い方・使ってみた感想:このレンズもカバーダンス動画撮影でよく使います。なんと言ってもf1.8で明るく、背景をぼかすことができます。
ジンバル
ダンサーの周りを回り込んだり、一緒に前へ進んだりするカットはジンバルで撮っています。だんらぼチームのカメラマンによっても使っているジンバルは異なりますが基本DJIです。
| ジンバル | 本体重量 | 積載量 | こんなときに |
|---|---|---|---|
| DJI RS 4 | 約1066g | 3kg | FX3+24-70mmなど重めの組み合わせ |
| DJI RS 3 | 約990g | 3kg | 2台目のジンバルとして |
| DJI RS 3 Mini | 約795g | 2kg | FX3+20mmなど軽い組み合わせ |
DJI RS 4|重めの組み合わせも安定
DJIの一眼カメラ用ジンバルの第4世代です。第4世代の手ブレ補正アルゴリズムで、ダンサーを追いかけて歩きながら撮っても映像が安定します。電源を切ると軸が自動でロックされる「自動軸ロック」が付き、セッティングや片付けがすばやくできます。
- 積載量 3kg。FX3と24-70mm GM IIの組み合わせ(約1.4kg)も余裕
- 第2世代の自動軸ロック
- 1.8インチのOLEDタッチ画面で設定を確認しやすい
だんらぼでの使い方・使ってみた感想:安心と定番です。ある程度重いカメラとレンズにも対応できるので重宝しています。
DJI RS 3|2台目のジンバルとして現役
RS 4のひとつ前のモデルです。積載量はRS 4と同じ3kgで、2台のカメラを同時にジンバルで回す撮影では今も活躍しています。バッテリーを取り外せるタイプなので、予備を持っておけば長い撮影日も安心です。
だんらぼでの使い方・使ってみた感想:だんらぼ本人が以前使っていたモデル。だんらぼカメラマンチームで使用しています。
DJI RS 3 Mini|軽くて動きやすい
本体約795gと軽いミニサイズのジンバルです。長い時間持っていても疲れにくく、ダンサーの間をすり抜けるような動きのあるカットに向いています。追加パーツなしで縦向きに切り替えられるので、TikTokやショート動画用の縦撮りにも便利です。
- 積載量 2kg。FX3+20mm F1.8 G(約1.1kg)がちょうどいい
- 追加アクセサリーなしで縦撮りに対応
- バッテリーは最大約10時間
だんらぼでの使い方・使ってみた感想:だんらぼカメラマンチーム用に購入。女性でも使用しやすい超軽量モデル。ジンバルに載せられる重量には注意。
照明
レンタルスタジオの天井照明だけだと、顔に影が出たり、映像が少し暗く見えたりします。ライトを2灯足すだけで、表情や衣装の色がぐっと明るく、きれいに映ります。
NEEWER MS150B|コンパクトなのに明るいLEDライト
出力130Wの、片手で持てるサイズのLEDライトです。色温度を2700K〜6500Kで変えられるので、スタジオの照明の色に合わせて調整できます。スマホのアプリからも明るさや色を操作できます。
- 出力130W、色温度2700K〜6500K
- 演色性 CRI 97以上・TLCI 98以上で、肌や衣装の色が自然に出る
- 質量 約980g。持ち運びやすい
- 付属のアダプターでBowensマウントのソフトボックスなども付けられる
- ACアダプターのほか、Vマウントバッテリーでも使える
だんらぼでの使い方・使ってみた感想:特筆すべきはこのサイズ感・価格で130W出力。なるべく小さい大きさで高出力な照明を探してたどり着きました。毎回持ち込む際、分解してスーツケースに入るのがとても良い。20名くらいまでのカバーダンス撮影するならこれで十分です。これを2灯使用しています。
NEEWER ライトスタンド|92〜200cmで高さを変えられる
ライトを載せるスタンドです。92〜200cmまで高さを変えられるので、ダンサーの顔の高さに合わせたり、上から全体を照らしたりできます。メタル製でしっかりしています。これも2本使用しています。
NEEWER 30cm ランタンソフトボックス|光をやわらかく広げる
ライトにかぶせて、光をやわらかく360°に広げるランタン型のソフトボックスです。ライトを直接当てるより影がやわらかくなり、複数のメンバーをまとめて自然に照らせます。MS150BのNEEWERマウントにそのまま付けられ、ワンタッチで広げられるので準備も早いです。
だんらぼでの使い方・使ってみた感想:上の照明を直接被写体に当てると眩しくて大変なことになるので、ソフトボックスでやわらげて照らします。収納できるので持ち運びも問題なしです。
その他の機材
SDカード|ProGrade Digital V90・V60
撮影データを記録するSDカードは、ProGrade Digital(プログレードデジタル)のUHS-II対応カードを2種類使い分けています。書き込み速度が足りないと、4K 120pのような高画質の記録が途中で止まってしまうことがあるので、カード選びは意外と大事です。
| カード | 容量 | 速度(公称・最大) | こんなときに |
|---|---|---|---|
| V90 IRIDIUM | 128GB×2枚 | 読込300MB/s・書込200MB/s | 4K All-Intraなどで撮影するMV撮影などで重宝しています。 |
| V60 GOLD | 512GB | 読込250MB/s・書込130MB/s | 無難で安定の作品。「V60」なのでPCへの転送もストレスありません。イベントでの長時間回しにも使えます。 |
だんらぼでの使い方・使ってみた感想:メモリーカードの価格が高騰していますが、記録データトラブルはあってはならないこと。上記でなくても信頼のあるメーカーの商品を選びましょう。
Bluetoothスピーカー|JBL GO3
撮影中に曲を流すスピーカーです。手のひらサイズで軽いので、機材バッグに入れておいても邪魔になりません。スマホとBluetoothでつなぐだけで、スタジオでも屋外でもすぐに曲をかけられます。
- 質量 約209gの手のひらサイズ
- IP67の防塵・防水で、屋外の撮影でも安心
- 最大約5時間再生(音量や曲によって変わります)
- 充電はUSB Type-C
だんらぼでの使い方・使ってみた感想:輪っかにカラビナをくっつけて腰から下げて流すこともできます。最近はスタジオにスピーカーがあることが多いですが、外撮影などでは大活躍します。
iPad Air(M3)|撮った映像をその場でみんなで確認
撮影した映像を、大きな画面でメンバー全員に見てもらうために使っています。1テイク撮るごとに、隊形のずれや表情、衣装の見え方をその場で一緒に確認できるので、撮り直しの判断が早くなります。
ちなみに、だんらぼではカメラに外付けのモニターを付けていません。モニターを付けると機材が重くなり、ジンバルで特殊な動きもしづらくなってしまうからです。撮影中はカメラを身軽にしておいて、確認はiPadの大きな画面でまとめて行う、という分担にしています。
- M3チップ搭載で、4Kの映像もスムーズに再生できる
- 大きな画面なので、何人かで囲んでも見やすい
- 薄くて軽く、機材バッグに入れても負担にならない
だんらぼでの使い方・使ってみた感想:モニターとしてよく使っていますが快適です。再生だけではなく、リアルタイムの映像を流すこともできるので、後ろの方に置きながら使うことも多いです。
自分たちで撮るなら、まずはこの組み合わせ
これから機材をそろえるチームには、カメラ1台と標準ズーム1本から始めるのがおすすめです。だんらぼの機材で言えば「α7V +16-35mm」が、引きの固定撮影にも写真にも使える万能な組み合わせです。動きのあるカットを撮りたくなったら、軽いレンズとRS 3 Miniのような小型ジンバルを足していくと、無理なくステップアップできます。
撮影場所選びも仕上がりを大きく左右します。鏡が広く、天井が高いスタジオほど、引きのカットが撮りやすくなります。都内のレンタルダンススタジオはDance Studio Labで探せます。
機材ごと、だんらぼに任せるのもあり
「機材をそろえるのは大変」「撮影より練習に集中したい」というチームは、だんらぼ撮影チームにお任せください。この記事で紹介した機材で、カバーダンスの撮影から編集まで対応します。候補日を選んでWEBから予約できるので、まずは撮影依頼ページをご覧ください。





