動画戦略

YouTubeのダンス動画で戦略的に勝つ方法

戦略的に勝つとは

やりたいことは何か

このシリーズの記事では、YouTube動画の再生数向上に役立つ理論を発信していきます。

本題に入る前に前提を考えていく必要があります。

まず、考えていただきたいのは今自分自身が何をしたいのかということです。

哲学的な話をしたいわけではなく、何かしら皆さんにもやりたいことがあるはずです。

例えば、YouTubeにダンスカバー動画を上げている方の中には、プロのダンサーの方、趣味の活動の方など様々な方がいると思います。

一口にダンス動画を投稿しているといっても踊っている背景が異なり、目指すところも異なるはずです。

Instagramにこのような画像を上げています。

目的と手段の確認

先ほどの画像をご覧いただくとイメージが湧くと思いますが、YouTubeの再生数を上げることは手段であって目的ではないと思います。

再生数が1000万回突破してもその先に何もなければ、ちょっと寂しいですよね。

例えば、画像でも触れている「デビューしたい」という大きな目的があるとします。

その場合、有名なコーチや教室に所属したり、オーディションに合格することを目指して特訓をした方が最短距離な気もします。

また、ダンス教室の生徒を増やすのが目的の場合はSNSでの宣伝などに時間を割くのも手段の一つですよね。

このように、目的に対する手段がなんだっけと確認することが前提として重要です。

ついつい自分がやりたいことにもっと直結する手段があることを見落としていたりするからです。

神ツールとしてのYouTube

目的と手段を見直し、目的を達成するために、YouTubeで再生数を伸ばすことが手段となり得るのであれば、YouTubeは使い方によってはより強力な武器になると考えています。

その理由は次回詳しく解説する予定です。簡単にいうと上手くいけばコスパ最高、失敗しても失うものが少ないという点です。

この記事のタイトルである「戦略的に勝つ」とは、ここまでで触れた「自分がやりたいことをYouTubeというツールを戦略的に使用して実現すること」といえます。

再生数を伸ばすことは「勝つ」ための具体的な方法であると考えることができます。

再生回数を伸ばす戦略の立て方

マーケティングの考え方

大学で経営学を学んでいたり、仕事でマーケティングに携わっている方は聞き飽きているかもしれませんが、少しお付き合いください。

マーケティングの定義は多々あります。ここを書き始めるとそれだけで記事がかけるレベルなので、今回はあくまでも、わかりやすい表現を優先して記載します。

マーケティングの定義のうちの一つには「売れる仕組をつくること」というものがあります。この表現を今回のYouTubeにあてはめると、「ダンス動画の再生回数が伸びる仕組をつくること」と言えます。

そのため、今回の記事では「ダンス動画の再生回数が伸びる仕組をつくること」を一つの命題として考察していきます。

STP分析

マーケティングプロセスにはSTP分析というものがあります。

万人ウケする商品やサービスというのはあまりないもので、しっかりと狙いを定めていった方が効率よく売れるので、考えていきますよ、という感じのことをやっています。

再生数を向上させるという文脈では、後日解説するYoutube自体のアルゴリズムも影響するのですが、それを決定するうえで、視聴者に最後まで見てもらえるか、高評価をもらえるか、などは重要な指標です。

そのため、やはりSTP分析を行ったうえでの戦略はYouTubeにおいても意味があると思います。

今回、STPとは以下の頭文字をとったものです。

  • Segmentation(セグメンテーション)
  • Targetting(ターゲティング)
  • Positioning(ポジショニング)

セグメンテーションとは、顧客のニーズ属性別にセグメントに分けていくことです。

例えば、「20代女子」や「東京都に住んでいる10代の男性」など、年齢や住んでいる地域で分けたりもします。

ターゲティングとは、セグメンテーションしたセグメントの中から自身にとって魅力的なターゲットを選択することです。

ポジショニングとは、そのターゲットからの見られ方、認知のされ方を戦略的に作り出すと活動のことを指します。例えば、縦軸に「かわいい↔かっこいい」、横軸に「衣装の再現度が高い↔衣装のオリジナル性が強い」をとったとすると、同じ曲を踊るグループでもポジションが見えてきます。

下の図でいくと、黄色の丸がある「かわいい×衣装の再現度が高い」のエリアにはライバルグループがいないことが分かります。

このように、縦軸と横軸のパラメーターを自分で設定しながら、未開拓エリアがあれば、そこを目指してポジションを確立しにいくことができると、ターゲットからの認知のされ方が、他のグループと差別化できた状態になります。

ポジショニングの事例

4P戦略

STP分析により、どんなターゲットに対して、どのような自身のポジショニングでコンテンツを届けるかが決定したら、次に具体的にコンテンツをどのような方法で届けるかの戦略を練ります。

4P戦略とは、以下の頭文字をとったものです。

  • Product(製品やコンテンツ)
  • Price(価格)
  • Place(流通)
  • Promotion(プロモーション・コミュニケーション)

画像でも記載しているように、

Product(コンテンツ)は言うまでもなく重要で、YouTubeに動画投稿されている方であれば一番に考えているポイントだと思います。

このProductに焦点を当てた解説も後日記事にしようと考えているのでご期待ください。

Price(価格)は、ターゲットからみた価格のことを想定しています。これは、YouTube側が無料/Premiumなどの設定を既にしてくれていますので、ダンス動画においては考慮は一旦不要かと思います。

Place(流通)についても、YouTube上で動画を投稿するので考慮は不要かと思います。一定、Product戦略を練る際に、アルゴリズムやおすすめ機能などの「流通」要素がある部分は考慮が必要ですが、Productを考える際に考えたいところです。

Promotion(プロモーション/コミュニケーション)は、ターゲットとのコミュニケーションを検討することを指します。広告宣伝もその一つの手段です。SNSで双方向のやり取りを行うのもありですし、このだんらぼブログを使うのもありだと思います。このブログは、ダンスカバー・踊ってみたに特化して意識的に呼び込みもそのような方々中心に行っているので、動画をみる層が固まっています。

以上のような観点で、少し考えてみると今まで見落としていたアプローチなどが見えてくるかもしれません。

今後も何かYouTubeでダンスカバー・踊ってみた動画を投稿する上で役に立つ情報をアップしていければと考えています。

このシリーズの次回記事は、Product(再生数)やYouTubeの仕組みに着目しながら、再生数を伸ばす方法を検討していく予定です。

ちなみにこの本はYouTubeの基本構造を抑えるのにおすすめですよ。

このブログについて

おかげ様でこのブログのアクセス数も急増しており、記事の書きがいも出てきました。

現時点で何を考えているのかは以下に記載しておきますね。

  • 紹介動画記事では素敵な動画の紹介

    →踊り手の情報・管理人が着眼したポイントなども載せ、YouTubeでは味わえない動画の楽しみ方をして欲しい
  • 再生回数向上に役立つ記事

    →踊り手はスタジオ・カメラマン・衣装などお金をかけて日々頑張っているので少しでも楽しむ側として貢献したい
  • (将来的な)外国語対応紹介記事

    →これも後日記事にしますが、ダンスに言語は関係ないので、話者が多い英語に対応させることが再生数向上の近道でもあります。(海外のダンスカバー動画の方が再生数多くないですか?)
     管理人は一応TOEICでいうとほぼ満点(900後半)を取るくらいには英語は使用できるので、何かしら英語という観点からも貢献できないだろうか、と考えています。
     ただ、労力がかかるのでブログのアクセスがもう少し伸びたらにしようと思っています。

アクセス数が伸びない場合には、ブログを継続はどこかでやめようと考えているので、ダンスカバーをされているご友人にブログやインスタを拡散していただけると嬉しいです。今のところは右肩上がりでアクセスが増えており、皆さまに感謝です。

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