はじめに
※夏の決勝戦/敗者復活戦の記事ですが、諸事情により記事の公開のタイミングが冬の決勝戦/敗者復活戦の直前になってしまった点、お詫び申し上げます。
今回はDance Cover Labが始まって以来、初の試みとなるアイドルのコピーダンスのイベントについての記事です!
そのイベントとは「大学対抗女子大生アイドル日本一決定戦」、通称「UNIDOL」です。今回潜入したのは、2023年8月29日開催された「UNIDOL 2023 Summer決勝戦/敗者復活戦」です。この大会はUNIDOL開始から20回目の大会となります。大会の魅力を振り返り、少しでも多くの方が次回、2024年2月13日(火)に開催されるUNIDOL 2023-24 Winter 決勝戦/敗者復活戦に足を運びたくなるようにその魅力に迫っていきたいと思います!
また、出演者へのインタビューや大量のステージ写真集も掲載しているので是非最後までご確認ください。
UNIDOLとは
概要
「UNIDOL」とは、大学対抗の女子大生アイドル日本一決定戦です。
その名称は、「UNIversity iDOL」に由来します。
その名の通り、「普通の女子大生が、一夜限りの”アイドル”としてステージに立つ」
というコンセプトのもとでコピーダンスイベントを開催しています。
近年のアイドル文化の盛り上がりと共に、様々なアイドルの曲で盛り上がれる場としても注目を集めてきました。
メインとなる年2回の大会に加え、1年生や初出場チームの大会「UNIDOL Fresh」や、
卒業生のラストステージとなる「UNIDOL 卒業コンサート」などのスピンオフイベントも開催しています。
2016年度のイベント総動員はついに20000人と突破し、今もっとも熱い学生イベントとして話題を呼んでいます。
イベントに潜入
UNIDOLの審査方法
UNIDOLの順位は観客と審査員のの合計点で決まります。ダンスのクオリティだけではなく、アイドルには欠かせない「ファンサ」も評価の際に考慮の対象になります。特に審査委員審査は「ダンス」「表現力」「個性」「演出」「魅力度」の5つの項目(各20点×5項目)で審査が行われます。
これらの要素を意識しながら熱いステージを披露するというとてもチャレンジングでやりがいのあるステージとなっています。
会場の様子
さて、当日の会場の様子を見ていきます。会場は、Zepp Hanedaです。会場は広くステージ・音響・照明・観客席・控室など申し分のない最高の会場でした。この舞台に立てること自体が誇らしいことだと思います。
今回、観客はオンライン配信と合わせて約5,000人。出場チームは総計65大学56チームによる予選大会を見事勝ち抜いた15チームに加え、敗者復活戦を勝ち抜いた2チームが決勝戦に出場しました。
出演チーム「勿忘草とフィルム」の姉妹メンバーへ出演前インタビュー
今回、決勝戦出場前に南山大学「勿忘草とフィルム」のメンバーで姉妹のみかさんとななさんにインタビューをさせていただきました。同じチームに姉妹がいるというのは珍しいですよね。
妹のななさん(写真左)は、姉のみか(写真右)さんがUNIDOLのステージで踊っている姿に憧れて同じUNIDOLの活動を始めたそうです。そんな素敵な姉妹に出演前インタビューをさせていただきました。
ーななさん(妹)は、みかさん(姉)がステージで踊っている姿に憧れて活動を始めたそうですが、かつて見た、あの日のみかさんに今は追いつけていると思いますか?
なな:まだ越えられてはいないですが、追いつけるように頑張っているところです!
みか:追い越されてはいないよね。追いつかれないように頑張ります!
ーみかさんとからみて、自分が1年生だった時と比べて1年生のななさんはどのように見えますか?
みか:全然違います!初めて(ななさんが)ステージに立った時から「えっ?初めて?」という感じで、抜かされてしまいそうだなと感じました。(ななさんは)周りから1年生らしくないと言われてるくらいです!
なな:そう見えるように頑張っています!!
ーご家族は姉妹でUNIDOLに向けての活動をしていることについてどのような反応でしょうか?
なな:最初はお姉ちゃん(みか)がやっていたので、家族みんなで応援していましたが、私(なな)もこの活動をやるようになって、家族みんなが私たちをすごく応援してくれています!今日も会場に来てくれています。
ーどのような想いを込めて観客の皆さんに対してパフォーマンスをしていますか?
みか:大きなステージに立てていて、それを応援してくれていることに対してとにかく「ありがとうー!!」という気持ちを伝えられるようにパフォーマンスをしています。
なな:自分自身が楽しむことで会場と一体となって楽しむことを大切にしています。自分たちも楽しんで、観客の皆さんに楽しんでもらう、笑顔にする、ということを意識しています。
ーこれからUNIDOLに向けて活動をしたいと考えている人や迷っている人に伝えたいメッセージはありますか?
高校生活よりも今の方が青春しています。絶対にこんな経験できません。
普段は普通の学生生活を送っていますが、こんなステージにも立てて貴重な経験ができるので頑張ってください!
ー今後の目標は?
みか:普通の大学生なので自分の専門分野を研究できたらいいなと思っています。この活動で培ったことも生かしながら違った分野で活動したいなと思います。
なな:大学を卒業し、就職をしたいなと思っています!
ー最後に、パフォーマンス前に一言をお願いします!
自分を全力で出し切ります!結果を残します!8分間に全身全霊を込めてメンバー6名みんなで良い結果を勝ち取りたいです!
本番でのパフォーマンスを楽しみにしています!
出場チームのパフォーマンス
出場チームは出場順に以下の通りです。
- 完全無敵シンデレラ/愛知淑徳大学
- Sparkle/福岡大学
- 恋色モノポリー/日本女子大学
- kimowota☆7/法政大学
- ねむの木に片想い/S大学
- Gemini/中央大学
- 星空パレット/関西学院大学
- 成城彼女/成城大学
- 1par=St./愛知大学
- Chocolat lumière/明治大学
- SPH mellmuse/上智大学
- 夏目坂46/早稲田大学
- やっぱりまかろん。/同志社大学
- 勿忘草とフィルム/南山大学
- Bombs!/筑波大学
- さよならモラトリアム/慶應義塾大学
- Prismile/早稲田大学
熱気に満ちた会場、一つ一つの動きに磨きがかかった出演者たちのダンスパフォーマンスは、観客の心を鷲掴みにしました。キレのあるステップ、息をのむようなフォーメーションチェンジ、それぞれのチームの個性が光るカラフルな衣装。彼女たちの表情からは自信と喜びが溢れ出ていて、会場はその高揚感でいっぱいでした。ファンは手拍子と声援で応え、応援の波がひとつになり、ステージとフロアの一体感が生まれる奇跡のような瞬間。これぞ、日本一を決める戦いの真髄であり、そのレベルの高さと熱狂を心から感じた1日でした。
他の写真は記事の最後の写真ギャラリーで掲載させていただきます。パフォーマンスでは、歌の披露はないのですが、音源とリップシンク、表情管理がどこのチームも完璧で本当に歌っているかのようなパフォーマンスでした。本家のアイドルの立ち振る舞い、表情、など研究し、それを見事に体現している点など尊敬に値します。
運営について
今回の取材に伴い、イベントスタッフの動きも近くでみていましたが、無駄のない動きで常に連携し、スケジュール通り進めるべく動いていました。全員学生さんということですが、プロのような動きでした。
突発的な事象にも対応しつつ、誘導や進行、広報などの役割を全うされていました。
運営のこのような活躍なしに、この大規模なイベントは成し遂げることはできないと確信をしました。そして、この動き方は、10年前に第一回を開催してから、本大会で20回目を迎えるという長年の知見によるものだと思いました。
UNIDOLの凄さは、出演者のパフォーマンスはもちろんですが、陰で支える運営スタッフの過去からの知見によるものだと思います。更なる躍進を期待しています。
シークレットゲスト登場!:私立恵比寿中学
UNIDOLでは、当日の登場直前まで情報が公開されない「シークレットゲスト」が登場するのが恒例となっています。今回のシークレットゲストは誰なんだ、、、と会場がざわつく中、華やかに登場したのはなんと、「私立恵比寿中学」の皆さん!!
これには会場は熱狂と大歓声に包まれました。披露した曲は「仮契約のシンデレラ」「ラブリースマイリーベイビー」「YELL」でした。名曲揃いの最高のセットリストでした。観客も一緒に体を動かし、ステージと観客が一体となって盛り上がっていました。
結果発表
順位をつけることができないくらいどのチームも圧巻のステージでした。本当にお疲れ様でした。結果は以下の通りです。優勝チームインタビューもしっかりとさせていただきました。
優勝チーム「Chocolat lumière/明治大学」インタビュー
この超激戦・超満員の大会で映えある優勝を勝ち取ったのは、明治大学「Chocolat lumière」さん!
心境などをしっかりとインタビューしてきました。
ー率直な感想を教えてください!
私たちは今まで優勝を勝ち取ったことがなかったので、優勝できてとても嬉しいです。ありがとうございます!
ー応援してくださっている皆さんへ一言お願いします
いつも応援してくださっている皆さんと一緒に掴み取った優勝だと思っています。いつも応援ありがとうございます。これからもChocolat lumièreをよろしくお願いします!
ー今回の大会でここは頑張ったと言うポイントを教えてください
ダンスが難しい曲にチャレンジしたので、その点は特に頑張りました。
ー皆さんの強い想いが伝わってくるパフォーマンスだったと思います。どんな想いを持ってパフォーマンスをされていたのか教えてください
今回の大会は現役メンバー13名が全員出場の上、出場することができました。今回の大会で引退するメンバーもいたりと、このメンバーで出場するのは今回で最後であることに加え、熱い想いを持ったメンバーが多かったので「優勝したい」と言う想いを練習の時から口に出しつつ、本番でもその想いを持って全力のパフォーマンスができたと思います。
ーありがとうございました。
ステージ画像ギャラリー
撮影:Dance Cover Lab
※掲載許可を包括的にいただいているものの、ご自身が意図しない瞬間の切り取りになっている等の理由で、このギャラリーから画像削除を希望される方は、個別にDance Cover LabのSNSのDMで削除希望画像をスクリーンショットの上ご連絡ください。
最後に
ずっと気になっていたUNIDOLのステージを会場で体感できて本当に良かったです。気になっている方は是非、会場に足を運びこの言葉では説明しきれない素晴らしいパフォーマンスを見て感動して欲しいです。
今回のインタビューや実際のステージなどを通して感じたのは、学生生活を全うしながらクオリティの高いステージを作り上げている彼女たちは本当にすごいということです。
また、この大規模なイベントを10年前から20回成功させてきている運営団体とそのノウハウは本当に素晴らしい資産だと思います。今後もこの夢と熱狂の素晴らしい特別なステージを用意し続けてくださることを祈ります。
次回の大会は2024年2月13日(火)のUNIDOL 2023-24 Winter 決勝戦/敗者復活戦です。是非応援しに行ってみて下さい。
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